2020年4月28日に、政府がアベノマスクを発注した4社目が「ユースビオ」という会社であることを公表しました。
ところが後に、実際にマスクの輸入代行業務に「シマトレーディング」という別会社も関わっていたことが判明。
アベノマスクの調達先について大きな注目が集まっていますが、このシマトレーディングとはいったいどんな会社なのでしょうか。
そこで、シマトレーディングの社長の名前や会社の業務内容、ユースビオとの関係についてまとめてみました。
シマトレーディングの社長は島正行!
株式会社シマトレーディングの会社HPを調べてみたところ、会社の代表取締役(社長)は島正行さんという方でした。
現在では、島正行さんの息子さんである、島健太郎さんもシマトレーディングの取締役として名を連ねているようです。
家族経営の会社なのでしょうか。
今回のマスクの輸入代行を引き受けた経緯について、島健太郎さんがデイリー新潮の取材でこう答えています。
「ユースビオの社長さんから、(マスクをやることになったので)通関業務をお手伝いしてもらえませんかという声掛けがあった、それだけです。ウチもこのコロナの件で開店休業状態が続いているのも事実です」
(引用:デイリー新潮)
なるほど、ユースビオの社長から打診があり、マスクの通関業務を引き受けたということでしょう。
これまでにマスクを輸入した経験はないものの、輸入業務については慣れていると思われます。
シマトレーディングの住所や会社概要は?
さらに、シマトレーディングがどんな会社なのか調べてみました。
シマトレーデョングの住所は?
株式会社シマトレーディングの住所は、千葉県富里市七栄199-75。
こちらは壁に大きく「シマトレーディング」と看板がありますね。
ですが、会社の登記情報を見てみると、登記されている住所は、
福島県福島市飯坂町字館山6番地3となっていました。
会社の住所は千葉県。登記簿上は福島県。
珍しいケースですよね。
福島の住所がどんなところなのかGoogleで画像を調べてみたところ、該当住所にはこんな民家のような画像が出てきました。
とても切花の輸入業をしている会社とは思えません。
一部ネットでの情報ですが、こちらの不動産登記の所有者は「樋山賀代子」という名前で登記してあるとのこと。
偶然か必然か、ユースビオの代表樋山茂さんと同じ苗字です。
シマトレーディングの会社概要は?
シマトレーディングのHPには会社概要は、次のように記されています。
「切花や切葉の輸入および卸売を行う会社」
1980年創業の世界中から切花の輸入と卸売りをしている会社で、売上高は13-16億ほどもあるようです。
ただ、なぜ切花の輸入業者がマスクの輸入に関わったのか疑問が残りますね。
シマトレーディングの社長はユーズビオ代表の樋山茂と親戚関係!
シマトレーディングの社長の島正行さんとユーズビオ代表の樋山茂さんがどんな関係があるのか調べたところ、親戚であったことが判明しました。
取締役で社長も息子である島健太郎さんによると、
・シマトレーディングはユースビオと付き合いが元々ある
・ユースビオの社長が島健太郎さんの母方の親戚にあたる
ということが分かりました。
アベノマスクの調達先として、これまでシマトレーディングについては何も公開されておらず、突然の公開となったため、政府の情報公開に批判も集まっています。
ですが、シマトレーディング自体は特に、マスクの輸入業務に携わっただけで特に問題はないように思われます。