環境大臣の小泉進次郎さんが、ニューヨークでの国連気候行動サミットに出席し、英語でスピーチした様子が、メディアでも大きく取り上げられたことがあります。
また、そのときの「セクシー」発言が、適切だったのか?と議論を呼んでいますが、小泉進次郎さんの英語力はいったいどれくらいのレベルなのでしょうか?
実際の英語スピーチ動画や、コロンビア大学留学時代のエピソード、海外の反応から、小泉進次郎さんの英語力について、調べてみました。
小泉進次郎の英語力は?英語スピーチ【動画】
小泉進次郎さんの、実際の英語スピーチを見てみましょう。
こちらは、2019年9月23日「国連気候行動サミット」での、スピーチと記者会見の様子です。
「環境問題はセクシーに」の発言が、物議を醸しだしていましたね。
次は、2018年10月に行われた、アジアソサイエティのパネルディスカッションの様子です。
発音はネイティブのようには行きませんが、原稿を見ずに自分の言葉で話す様子や、ジェスチャーの使い方、最初に聴衆の心を引き込む「つかみ」の取り入れ方など、上手ですよね。
ところどころ、アドリブも効かせていて、「英語で人前で話す」ということに慣れていることが伺えます。
2つ目の動画では、政治という難しい話題で、原稿も用意せず受け答えしています。
小泉進次郎さん、英語うまいなあ、と多くの人が感じるのではないでしょうか?
この動画を見る限りでは、小泉進次郎さんは、リスニング力もスピーキング力も、かなりある。そして自分の英語力にも、自信がある。
と言えるのではないでしょうか?
実際、2019年9月の国連のサミットのスピーチの後には、海外の参加者からも、スピーチをほめられる場面がありました。
小泉進次郎の英語力はどうやって上達した?コロンビア大学時代エピソード
小泉進次郎さんは、2004年に関東学院大学を卒業後、アメリカのコロンビア大学院に留学。政治学部修士号を、2006年に取得しています。
元々英語が好きで英会話スクールに通い、大学でも、オーストラリアに短期留学(ホームステイ)を3回経験していますが、大学院に入学できるほどの英語力ではなかったそうです。
コロンビア大学入学前に入った英語学校では、「英語レベルの判定は、10段階で4から5。10を取らないと大学院には入れないので、英文法や論文の書き方などを必死で勉強した」とのこと。
大学院在学中も、毎日たくさんの本を読み、レポートに追われる生活で、平均睡眠時間は3時間だったそうです。
小泉さん自身も、コロンビア大学時代を、こう振り返っています。
限界に挑んでいるような日々で、常に全力のスピードで走っていた感じだったが、最大限自分を成長させられた機会でもあった。本当に大変だったので、ニューヨークを思い出すと今でもなんだか胸が苦しくなる。
落第しそうな授業もあったが、あきらめずなんとかがんばって卒業することができた。自分でも自信を持って、あの時は本当にがんばったなと言える。
(引用:小泉進次郎オフィシャルサイト)
コロンビア大学時代の恩師、ジェラルド・カーティス名誉教授も、小泉進次郎さんの学生時代について、インタビューに答えています。
彼は成績も良かったし、一生懸命、勉強した。『頭から火が出そうだった』と本人も言っていたよ。
かなり努力された結果の、英語力ですね。
小泉進次郎さんは、コロンビア大学院を卒業後は、2006年に、ワシントンにあるシンクタンク(CSIS)に就職。
日本とアメリカ、インドのプロジェクトに関わり、インドへの出張もこなしながら、そこでも、英語力や外交力を磨いていったようです。
小泉進次郎の英語力に対する海外の反応
2019年9月の国連気候行動サミットで、英語のスピーチをした際の、海外の反応はどうだったのでしょうか?
日本のメディアが、小泉進次郎さんの「セクシー」発言について一斉に取り上げる中、ロイター通信や、インデペンデント紙などの海外メディアは…
小泉さんの英語力への反応は、一切なし!でした。
海外メディアの反応は、小泉さんの英語力よりも、「日本の地球温暖化問題への具体的な政策がないこと」への厳しい評価でした。
当たり前ですが、今後はさらに、英語力よりも、具体的な政策や実績がない限り、海外の反応は冷たくなる…と思われます。
まとめ
以上、小泉進次郎さんの英語力はいったいどれくらいのレベルなのか?
実際の英語スピーチ動画や、コロンビア大学留学時代のエピソード、海外の反応から、小泉進次郎さんの英語力について、調べてみました。
まとめると、小泉さんの英語力は、
- 原稿なしで、アドリブを交えてスピーチができる
- リスニング力もかなりある
- 発音はあまり上手ではない
- 今の英語力の基礎は、コロンビア大学時代の猛勉強のおかげ
- 海外メディアは「大臣の英語力」よりも、「国の政策」を評価する
ということになります。