2020年10月になって、韓国の人気アイドルグループBTSが中国で炎上しています。
BTSのリーダーRMのスピーチでの発言が中国のファンを激怒させ、国際問題や非買活動にまで発展している様子。
また、BTSのファンも襲われたりと大変な事態になっています。
いったいどんな発言があったのでしょうか?
そこで今回は、中国でのBTSの炎上理由や実際の炎上内容についてまとめてみました。
BTSが中国で炎上した理由!
(出典:BLOGOS)
中国でBTSの炎上が始まったのは、2020年10月7日に行われた「ジェームズ・A・ヴァン・フリート賞」での受賞スピーチがきっかけでした。
米韓関係の発展に貢献した人を称える賞。
BTSも受賞し、メンバーがオンラインで受賞の喜びをコメントしていました。
そんな中、BTSリーダーRMこと、キム・ナムジュンさんの発言が大炎上を引き起こしてしまったのです。
リーダ―、キム・ナムジュンさんのコメントはこちら。
今年は朝鮮戦争70周年です。私たちは両国が共に分かち合った苦難の歴史と、多くの男性と女性の犠牲を忘れない。
70年を経て、私たちが生きている世界は以前よりもずっと狭くなり、様々な面で境界線が曖昧になってきている。
グローバル社会の一員として、より深い理解と連帯を築き、共に幸せになろうではありませんか。
BTSはこれからもヴァン・フリート賞の意義を忘れず、ベストを尽くしていきたい。ありがとうございました。
(引用:NEWSWEEK)
キムナムジュンさんは頭がよく、とても立派なスピーチだと思うのですが…
「私たち(米韓)は両国が経験した苦難の歴史」の「私たち(米韓)」という部分が、中国の一部のネット民たちの怒りを買ってしまったようなのです。
朝鮮戦争は、
・中国が北朝鮮と旧ソ連を支援
して戦争が行われたという背景があります。
そこに、キム・ナムジュンさんがアメリカと韓国についてしか言及しなかったため、中国も多くの犠牲を払ったのに無視されていると感じた人がいたのでしょう。
中国のファンの中には、これによって、
「BTSは中国で金稼ぎをするな」
「ちゃんと中国人の気持ちも考えて発言するべき」
といった非難コメントが相次ぎ、BTSのファンクラブを脱退する人まで出ているそうです。
BTS炎上での影響が深刻!
BTSのスピーチ発言から発生した炎上で様々な影響がすでに出ています。
BTSファンが襲われた!
中国版ツイッターの「ウェイボー」に投稿したBTSファンが、BTSのスマホケースを利用していたところ、アンチBTSの人から突然襲われてしまったとか。
被害者は足を骨折、顔にもけがをして全治1ヵ月と診断されたといいます。
韓国企業がBTSの広告や商品を削除
また今回の中国でのBTS炎上騒動に伴って、
現代(ヒュンダイ)自動車グループ→広告を取り下げ
などの対応に追われています。
もちろん、中国人全員が同じような意見ではないようですが、非買運動が大きく広がるまえに企業側が対策を打ったというわけですね。
一言の発言で、これだけの影響が広がるBTSの人気ぶりを知ることにもなりますが、今後も炎上や批判などが起こってしまうのは避けられない気もしますね。