お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶさんが、無意識に顔面が痙攣(けいれん)する症状が続いていることが分かりました。
原因は脳にあると言われていますが、脳腫瘍なのでしょうか?
とろサーモン久保田かずのぶさんの病気の原因や治療法、手術の後遺症や今後の活動についてもまとめてみました。
とろサーモン久保田は脳腫瘍で手術?
TBSの医療バラエティ「名医のTHE太鼓判!」の出演で、とろサーモン久保田さんは無意識に顔がけいれんする症状が出ていることが判明しました。
とろサーモン久保田さんは以前から、頬のあたりがぴくぴく動き、徐々に顔の左半分にも同じ症状が出ると感じていたそうです。
このままでは漫才の仕事にも支障をきたすと感じて、脳神経外科を受診。
とろサーモン久保田さんは脳腫瘍の疑いもあると診断されました。
脳からくる症状だったわけですね。
MRI検査で脳をさらに詳しく調べてみたところ、顔が意志に反してピクピク動く久保田さんの病気は脳腫瘍ではなく、顔面痙攣(けいれん)だということが分かりました。
医師によるとそれほど複雑な病気ではなく、通常は手術で症状が改善することが多いとのことでいた。
手術と聞いて、とろサーモンの久保田さんは顔面蒼白。
ショックを隠し切れない様子でした。
とろサーモン久保田は脳腫瘍ではなく顔面痙攣!その原因は?
とろサーモンの久保田さんが診断された顔面痙攣とは脳腫瘍ではなく、脳の深部で顔面神経に血管が接触して圧迫することが原因で起こる病気です。
顔面痙攣の原因とは?
人前での緊張、ストレス、疲れ、強い閉眼などの顔面筋の運動などで誘発されやすく、初めのうちはあまり気にならない程度でも、ひどくなってくると、相当悩んだ末に外来に受診されることが多いようです。
脳の深部で顔面神経を血管が圧迫することで起こります。
要は、脳に腫瘍ができたわけではありませんが、脳の血管が顔の神経に接触してしまい、血液のドクドクという動きが顔面に伝わってしまうことで起こるとのことです。
とろサーモン久保田さんと言えば、上沼恵美子さんへの暴言が問題になりましたが、その騒動以降顔がけいれんする症状が始まったといいます。
それもストレスとなり、この顔面痙攣の原因になったのかもしれませんね。
とろサーモン久保田は脳腫瘍ではなく顔面痙攣!その治療法は?
・手術療法
ボツリヌス毒素治療法とは?
筋肉を麻痺させるボツリヌス毒素を顔面に注射します。
顔の筋肉を軽く麻痺させてけいれんをおさえます。
根本的な治療ではないため、3、4カ月おきに注射をしなければなりません。
ただ、体への負担は少ないです。
手術療法とは?
耳の後ろの頭蓋骨に小さな穴をあけ、手術用顕微鏡を見ながら神経を圧迫している血管を移動したり、神経と血管の間に綿のような小さなクッション材を入れます。
手術は全身麻酔で行い、小さな範囲の皮膚切開と開頭で済みますが、やはり麻酔を使いますので体への負担は注射よりもだいぶ大きいですね。
(出典:脳神経外科疾患情報ページHP)
頭蓋骨に穴を開けて脳の深い部分の血管を動かすなんて、怖いですよね。
脳の手術をしてなんらかの後遺症はないのでしょうか?
とろサーモン久保田脳腫瘍ではなく顔面痙攣!手術の後遺症は?
とろサーモン久保田さんの病気「顔面痙攣」の手術は国内では91%の確率で治癒や改善がみられるとのこと。
手術自体はそれほど難しいものではないようです。
ただ、全身麻酔の開頭手術となるため、当然危険もあります。
神経を触る手術となるので、
・聴神経やのどの神経が麻痺する
・目や口元に麻痺が残る
と言った症状が手術の後遺症として残る可能性もあるとのこと。
とろサーモンの久保田さんを診断した医師からは手術療法をすすめられていました。
とろサーモン久保田は脳腫瘍ではなく顔面痙攣!今後の活動はどうなる?
とろサーモン久保田さんが顔面痙攣の手術を行う場合には2週間ほどの入院が必要になります。
その後1週間~10日くらいで職場復帰する人が多いとのこと。
ですので、とろサーモン久保田さんが手術のために休業する場合には、1ヵ月ほど必要になります。
脳の手術というとやはり怖さを感じますが、根本的に治すためにぜひ治療してほしいなと思います。