ラグビーワールドカップ2019が日本で始まり、ニュージーランド代表(オールブラック)の「ハカ」がかっこいい!生で見てみたい!と話題になっています。
調べてみたところ、ニュージーランド代表が躍る「ハカ」の種類は決められていて、動作ひとつひとつにも大事な意味が込められている踊りであることが分かりました。
そこで今回は、ニュージランド代表の踊り「ハカ」の種類や意味について、動画も交えてご紹介します。
ラグビーニュージーランド代表の踊り「ハカ」の種類は?
ハカ(HAKA」はマオリ語で、「HA」は息、「KA」は炎という意味。
元々はマオリ族の民族舞踊だったハカは、戦争で士気を高めたり、相手を威嚇るための、War Cry(戦いの叫び)として使われていました。
現在では、ニュージーランド代表が国際試合の前に披露する、民族舞踊として有名になっています。
この代表メンバーが躍るハカは、実は毎回同じではなく、試合ごとに変わっています。
種類は、「カマテ」と「カパ・オ・パンゴ」の2つ。
「カマテ」は19世紀初めから伝わる、伝統的な踊りで、「カパ・オ・パンゴ」はラグビー代表(オールブラック)のために、2005年に作られた新しい歌です。
対戦相手によって、どちらを歌うかを決めるそうですが、特に重要な試合のときは、「カパ・オ・パンゴ」になるそうです。
ラグビーニュージーランド代表が躍る「ハカ」の意味は?
選手たちが試合前にハカを踊る意味は、「威嚇」と捉えられがちですが、そうではなく、「我々はこの対戦を受け入れ、戦いを望んでくれた相手に対し敬意を表する」というメッセージであるといいます。
また、恐怖心を払拭して、戦う準備や心構えをするためでもあるそうです。
ハカを先導するリード役は、マオリ族の血を引く選手が担当します。
ちなみに、ハカのなかで、舌を出す動作がありますが、マオリ族にとって、舌はコミュニケーションのシンボルなのだそうです。
それでは次に、ニュージーランド代表のハカ、「カマテ」と「カパ・オ・パンゴ」の2種類を、実際に見てみましょう。
ラグビーニュージーランド代表の「ハカ」:「カマテ」と「カパ・オ・パンゴ」【動画】
こちらが、伝統的なハカ「カマテ」。
残念ながら…ですが、めちゃくちゃカッコいいです!!!カマテ動画巡りが始まるやつ…!ありがとうございます!https://t.co/sXjTnAuNU5
— Niziri (@Nizirim) September 17, 2019
歌詞に対する動作が、こちら。
続いて、「カパ・オ・パンゴ」の動画はこちら。
事実上の決勝戦と言われていましたが、大事な試合にはやはり、「カパ・オ・パンゴ」が披露されましたね。
女性のハカもカッコイイ!! https://t.co/U5QTCbsZOF
— アルチーナ (@_alcina) September 12, 2019
まとめ
以上、ラグビーニュージランド代表の踊り「ハカ」の種類や意味について、動画も交えてご紹介しました。
近年では、スポーツの国際試合だけでなく、冠婚葬祭の場でも、ハカは披露されているそうです。
ハカを通して、マオリ族の伝統的儀式を尊重することは、ニュージーランドの人たちにとっては、自分たちのルーツや文化を大切にすることにつながっていると感じました。