カルロスゴーン氏の妻、キャロル夫人にも逮捕状が出されたことが報道されました。
キャロルゴーンの容疑は、夫のカルロスゴーン氏の裁判で虚偽の証言をしたことに対するもの。
カルロスゴーン氏の海外逃亡にも関わりがあると噂されているキャロル夫人ですが、いったいどんな人なのでしょうか?
カルロスゴーンの嫁・キャロルゴーンの経歴や国籍と生い立ち、経営者としての顔などについてご紹介していきます。
キャロルゴーンのプロフィールと経歴!
生年月日:1966年10月
出身:レバノン・ベイルート
キャロルゴーンはレバノンのベイルート生まれですが、アメリカ生活の方が長いようです。
キャロルは最初の夫ともニューヨークで出会い、1992年に結婚しています。
キャロルゴーンの元夫の名前は、マルワン・アジブ・マーシ。
同じくレバノン系でニューヨークで働く金融マンでした。
キャロルゴーンと前夫との間には子供が3人いますが、ふたりは離婚。
3人の子供については後ほど詳しくご紹介しますね。
その後、キャロルはゴーン氏に出会い、2016年5月にフランスで結婚しています。
まだ結婚して数年。それほど時間がたっていないのですね!
ふたりは2006年頃から交際を始め長いこと不倫関係にあったと言われていますが、2人がどこで出会ったのかは明らかになっていません。
キャロル夫人とカルロスゴーン氏の金銭感覚にびっくりするのが、なんといってもふたりの結婚パーティーでしょう!
ふたりの結婚パーティはフランスのヴェルサイユ宮殿を貸切!!
キャロル夫人のたっての要望だったそうですが、その費用は総額80億円だったそうです!
このお金ってどこからきたのでしょう…
こちらがその結婚パーティーの写真です。
キャロルの子供たち3人も結婚パーティーに出席したようです。
給仕係はマリーアントワネット時代のコスチュームを着用したりと、なんともまあ、絢爛豪華なパーティーですねー。
カルロスゴーン氏は日産時代は「コストキラー」とあだ名がつくほど、コストカットに厳しい人だったはずでしたが…
自分の結婚式には当てはまらなかったようですね。笑
カルロスゴーン氏はもともと質素な人だったとか。
華美な生活になっていったのは、ぜいたくを好むキャロル夫人に影響されたとの話もあります。
キャロルゴーンの国籍は3つ!
キャロルゴーンはレバノン・アメリカ・フランスの3つの国籍を所有しています。
日本人の私たちからすると、どうやって国籍がたくさんとれるのか不思議な感じもしますよね。
実は国籍の取得には国によってルールが違うのです。
生まれたときの国籍の決め方は大きく分けてこの2つ。
②出生地主義 → 生まれた場所の国籍を取得すること
キャロルゴーンの場合は、両親も生まれもレバノンなので出生時にレバノン国籍を取得。
その後、アメリカに移住しアメリカ国籍を取得。
フランスの国籍は、フランスのパスポートを持つゴーン氏の配偶者としてフランスに帰化したことで取得できたのではと思われます。
キャロルゴーンが2019年の4月に日本からアメリカに逃亡した際には、レバノンのパスポートは押収されてたため、アメリカのパスポートで渡航したそうです。
日本は二重国籍は禁止されていますが、国籍を複数持っていても自由な国もあるため、国によっては複数のパスポートを保持できる人も多いのですね。
日本人からすると、ちょっとうらやましい感じもします!
キャロルゴーンの生い立ちが複雑!
キャロルゴーンの生まれはレバノンのベイルートですが、幼い頃家族でアメリカに移住しています。
レバノン人は数字に強くビジネスが上手な国民として知られていますが、紛争などの影響で世界中に散らばっています。
世界中の移住先でビジネスで財を築いて裕福な生活をしているレバノン人も多いようです。
キャロル夫人の両親もアメリカで金融系の事業を経営しているようです。
キャロルゴーンはバツイチで子供は3人
キャロルゴーンとカルロスゴーン氏との間には子供はいません。
ですが、前夫のマーシ氏との間に3人の子供がいます。
3人の子供の名前や職業が明らかになっています。
・アンソニー(長男):ボストンコンサルティンググループのNY支店パートナー
・ダニエル(次男):モルガンスタンレー勤務
・タラ(長女):ブラウン大学在学中
3ビックリするくらい高学歴の兄弟ですね!
3人ともエリート高校として有名なニューヨーク・リセ・フランセを卒業しています。
ニューヨークのエリートはやはり金融系を好むのでしょうか。
エリートの上流階級のファミリーという感じが伝わってきますね。
もしかすると子供たちは将来、キャロル夫人の両親が経営する企業を引きつぐ予定なのかもしれませんね。
キャロルゴーンの経歴!2つの会社の経営者だった!
キャロルゴーンは、かなりやり手の実業家の顔も持っているんです。
ニューヨークでドレスブランド「CALM」を立ち上げ
キャロルゴーンは2009年ニューヨークで、レバノン製ハンドメイドのコットンドレスブランド「CALM」を立ち上げています。
デザイナーのAlison Levasseur氏とともに、起業家女性として雑誌でも取り上げられています。
(出典:ELLE DECOR)
CALMの事業はハンドメイドのドレスの販売だけでなく、レバノンのハンドメイド環境をサポートしたり、未亡人に寄付をする慈善事業にも取り掛かっていたようです。
現在はこちらのブランドのサイトは閉鎖されているようで、このCALMの事業をキャロルゴーンが継続しているかどうかは不明です。
「ビューティ・ヨット」社の代表
キャロルゴーンは他にも「ビューティー・ヨット」という会社の代表を務めています。
この会社は租税回避地区のヴァージン諸島にある、いわゆるペーパーカンパニー。
捜査によると、カルロスゴーン氏のレバノンの会社からこの会社宛てに数億円が送金されているとのこと。
そのお金はクルーザーの購入費用に充てられたと言われています。
キャロルゴーンは「何も知らない。自分はただの主婦にすぎない」と一連の疑惑を否定しています。
ですが、ゴーン氏の資金の行く先を把握できる立場だったのでは?とも疑われているようですね。
また、キャロル夫人はゴーン氏の逮捕拘束後、アメリカのトランプ大統領やフランスのマクロン大統領にも書面を送っていたり、メディアへの出演も頻繁に行っているんです。
ゴーン氏の日本からの逃亡にもキャロル夫人がかかわっていたとも言われていますしね。
いろんな人脈も多いことがうかがえます。
また、キャロル夫人の近くには影の協力者や広報担当などと戦略を立てているのでは?というウワサもあります。
日本を出てしまったゴーン夫妻の今後はどうなるのでしょうか?
動向が見逃せませんね。