京急事故 トラック会社への損害賠償金は誰に請求される?
基本的に、今回のように運送会社の従業員が、業務でトラックを運転中に事故を起こした場合、損害賠償請求をされるのは、運転手ではなく「会社」になります。
また、仮に会社が倒産してしまった場合でも、事業を監督する立場の社長などは、個人の財産から賠償する責任を負うことになります。
京急事故から学ぶ、踏切事故への対策や備えは?
今回の京急電車事故のような不測の事故に備えて、運送会社に求められることとして、次のようなことが考えられます。
1.「自動車保険」にきちんと加入する。
具体的には、「自動車保険(任意保険)の対物賠償と対人賠償を【無制限】にする」ことが重要です。
そうすることで、たとえ事故を起こして賠償が多額になっても、保険から無制限で補填できるからです。
2.大型トラック運転手の運転技術の底上げや、危機管理の教育を徹底する
走行ルートを決めておくときや、踏切や高速道路などでの万が一の時の対応などを改めて確認できる教育も必要になってきます。
ただ、現実には、中小の運用会社は資金的な問題から、保険料が高い、任意の自動者保険に加入していないことも多いようです。
今回の運送会社である、金子流通サービスが、任意の車両保険に加入していたかどうかは不明です。
まとめ
以上、2019年9月5日に発生した、京急踏切事故の、トラック運送会社名や、損害賠償の請求先などについて、まとめてみました。
電車と自動車の踏切事故は、実は全国で、3、4日に1回と、頻繁に発生しているそうです。
過信せず助けを求める、「念のため」「前もって」の対策など、トラック運転手ではなくても、私たちも踏切事故防止のために考えておくことも多いと感じました。
コメント